今夜 寝る前に
「ママ〜。絵本読んで〜」という下の子に
「ママ忙しそうだから わたしが読んでやるね」と
おねえちゃんが二冊読んでやってました。

ところが わがままな下の子は
(と、いうか やはりママに読んでもらいたかったのでしょうね)
「ネエネエ(おねえちゃん)が あーくんのお布団の上で
読むけん、布団が暖かくなって眠れんやん〜」
などと文句をつける。
(子供ってなぜか 冷たい布団が好き・・・^^;) 

「せっかく 読んでくれたネエネエにそんなこと言うなんて!
もっと 思いやりの気持ちを持たなきゃ!」と
読むことにしたのが「ないた あかおに」。
20061012235203.jpg

20061012235249.jpg


浜田廣介の言葉つかいは 昔っぽく ていねいで、松や百合、
さるすべりなど 植物の描写まできちんとしてある。
話もちょっと6歳の子には長めだけど。
丁寧に、感情を込めて 読んでいく。

途中 印象的だったのが、演技をしようと言う青鬼に、
赤鬼が「しかし それでは 君にたいして すまないよ。」と
気にかける時、青鬼が発する言葉。

***
「なにかひとつの めぼしいことをやり遂げるには、きっと
どこかで痛い思いをしなくちゃならないさ。
誰かが犠牲にーーー身代わりになるのでなくちゃ できないさ。」 
なんとなく もの悲しげな 目つきを見せて 青鬼は、
でも、あっさりと言いました。

***

・・・もうこの時点で 青鬼は、赤鬼のもとを去る事も 考えていたのかも知れないなあ。


そして やはり 最後の場面。
青鬼の家の前の張り紙を 赤鬼が読むシーン。・・・

***

「赤鬼くん。にんげんたちとは どこまでも 仲良く
まじめに つきあって 楽しく 暮らしていってください。
ぼくは、しばらく きみには お目にかかりません。
このまま きみと つきあいを続けていけば、にんげんは、
きみを 疑うことがないとも 限りません。
うすきみわるく 思わないでも ありません。
それでは まことに つまらない。
そう考えて ぼくは これから 旅に出ることにしました。
ながい ながい 旅に なるかも しれません。
けれども、ぼくは、いつでも きみを 忘れまい。 
いつか どこかで また あえるかも しれません。
さようなら きみ。
からだを だいじに してください。
       どこまでも きみの ともだち 青鬼」 

赤鬼は だまって それを 読みました。
にども さんども 読みました。
戸に手をかけて、
顔をおしつけ、
しくしく なみだを ながして なきました。

*** 

赤鬼と一緒に わたしも なきました。

こどもたちが 赤鬼と青鬼から なにかを 学んでくれますように。  20061012235340.jpg

2006.10.12 Thu l 心に響くコトバたち l COM(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿