言葉の力ってすごい。
言葉からパワーをもらうことがある。
その反対に言葉でとてつもなく傷つくこともある。

言葉はちゃんと選んで使おう…と、思いつつ、これがまた
簡単に実践することができないでいます。
そんな自分への反省も込めて…、
茨木のり子さんの詩を、載せたいと思います。


「自分の感受性くらい」茨木のり子

ぱさぱさに乾いていく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


…何度口ずさんでも、涙が出てきます。




2006.03.03 Fri l 心に響くコトバたち l COM(0) l top ▲

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